この度、児童書のお仕事をさせていただきました!
『新装改訂版 帰ってきたジロー』綾野まさる先生/発行:ハート出版
装画の他に、中の挿絵は12点、カットイラスト4点制作いたしました。
現在、Amazon児童文学部門で上位の方に入っており、大変好評いただいているようで嬉しいです!
今回、かなり力を入れて楽しく制作いたしました。
ジローばかり描いていたので、納品時には私自身が名残惜しい気持ちに…。
綾野先生や奥様も大変お気に召していただいたとのことで、安堵いたしました。
帯が入ったデザインは、中の挿絵で描いた地図の一部を、
デザイナーさんが表面に入れて下さり、情報がわかりやすくなりました!
タンポポの花畑は帯で隠れても良いかなと思っていたのですが、
しっかり入れてくださり、ありがたかったです。
本書はベストセラーとなった、平成元年12月に刊行した『帰ってきたジロー』と、
平成17年7月に刊行した『帰ってきたジローもうひとつの旅』を合本・改訂のうえ、新装したものです。
実話に基づいた優しく温かなお話なので、お手に取っていただけますと幸いです!
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ここからは、装画や挿絵を制作した時の詳細を記載させていただきます。
少し長くなりますため、お時間がある方向けです。
『帰ってきたジロー』の装画は、ジローが「餌だ…!」とウサギを見つめるイメージで描きました。
データ提出後、表1(表面)の帯に地図を入れることになり、
ボリューム感的にウサギは表4(裏面)へ移動させた方がバランスが良いとのことで、
デザイナーさんに移動してもらいました。
(デザイン時にモチーフが移動できるようにレイヤー分けをしております)
たんぽぽは、お話に少し出てきたり、花言葉が今回のお話のテーマに沿った為、入れさせていただきました。
デザイナーさんが、この季節にカモメを入れたいのであれば、頭は黒くして下さい。と指示があり、黒が目立たないように、ブルー系に近い色味にしました。
モノクロの挿絵は、仕事で描くのは今回が初めてでした。
インクを吸い取りやすい紙を使用するとのことで、最近ハート出版さんが手がけた児童書などを送っていただき、印刷具合を確認+プリンター2種類でも確認した上で、制作。
何度か調整した甲斐あって、満足いく仕上がりになりました。
実在する柴犬を描くということで、ジローの毛の模様はどの絵(装画の他に12枚の挿絵や3点のカットイラスト)にも入れています。
違う角度でも同じ子に見えるように描くのは難しかったですが、読者に愛着を持っていただけるように出来るだけ表情豊かなジローを目指しました。
ジローと飼い主さんが抱き合っている挿絵は、最初のページのものです。 ボロボロになりながらも、飼い主に2年振りにやっと出会えたジローの喜びを表現しました。
こちらの挿絵は、琵琶湖大橋を車から覗いて見ているジローです。
今回、優しい雰囲気を出したかった為、 挿絵は全て白縁にしました。
残りの挿絵やカットイラストは、書店などでお手に取ってお楽しみいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします!