【デジタル】She’s a rainbow.
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堀江恭一
ホリエキョウイチノスタルジーを奏でるイラストレーター
子供の頃から、アメリカのSFドラマを観て育ち、SF的なことや幻想的なことを空想するのが大好きでした。また、絵を描くことが 大好きで、将来は美術の方向へ進みたかったのですが、田舎に育った私は、そういった方向へ進む術もよくわからず、気づけば平凡なサラリーマンとなっていました。
ある日、実家を片付けていると叔父が小さい頃使っていた「めんこ」を棚から発見しました。その「めんこ」には、月面に月世界研究所が描いてあり、ロケットが飛んでいました。絵のモチーフは近未来なのに、ロケットや建物はレトロ、色合いも昔の印刷物、そのノスタルジックな世界に魅了され、このような絵を描きたいといつしか考えるようになりました。
日々の生活では、本屋へ行くことが好きで、本屋に並べられた本の表紙絵は、いつも私を物語の世界へ誘ってくれました。そこで、本の表紙にあの「めんこ」に描かれていたノスタルジックな世界を描いたら、読者がワクワクするようなものになるのではないかと考えるようになりました。
そういったことが積み重なり、もともと絵を描いたり、版画を作成したりすることが好きだった私は一念発起でイラストレーションの世界に飛び込みました。
本の表紙に、あの「めんこ」の絵のようなノスタルジックな世界を表現できれば、本の読者の心を和ませ、本を読む際にワクワク、ドキドキを感じてもらうことができないか、そして本を読む喜びの一助になれないかと考え、版画でノスタルジックなイラストレーションを作成しております。
《経歴》
法政大学経営学部卒業
セツ・モードセミナー卒業
MJイラストレーションズ27期
イラストレーターズ通信スクール在籍
《賞歴》
第7回東京装画賞銀賞(2021)
アワガミ国際ミニプリント展入選(2019)
《展示会》
個展「海底酒場で逢いましょう」HBギャラリー(2024)

